NottaとLINE WORKS AiNoteは、どちらも日本語の文字起こしや議事録作成に使えるサービスです。
ただ、料金表だけを見ても「自分ならどちらを選ぶべきか」は分かりにくいものです。
ツカエルカでは、両サービスにまったく同じ2分11秒の日本語ビジネス音声を読み込ませ、修正前の文字起こし結果を実測しました。
この記事では、その実測結果に加えて、2026年9月時点の公式料金・無料枠・利用時間・AI要約などを比較します。
結論:無料で長めの音声ならAiNote、本格利用ならNottaも比較したい
今回のTEST #001では、文字起こし精度だけを見るとNottaの方が安定していました。Nottaでは仕事上の意味を変える重大な認識ミスを確認できなかった一方、LINE WORKS AiNoteでは「123件」が「23件」になる誤認識が1件ありました。
ただし、これは2分11秒・話者1人・静かな室内という1回のテスト結果です。どんな音声でもNottaの方が正確だと断定できるものではありません。
一方、無料枠は性格がかなり違います。AiNoteフリーは月300分・1回最大60分、Nottaフリーは月120分・1回最大3分です。無料で長めの音声を試したい場合はAiNoteの方が使いやすいと考えられます。
NottaとLINE WORKS AiNoteの違いを比較
| 比較項目 | Notta | LINE WORKS AiNote |
|---|---|---|
| 無料プラン | 0円 | 0円 |
| 無料の文字起こし時間 | 120分/月 | 300分/月 |
| 無料版の1回上限 | 3分 | 60分 |
| 個人向け有料プラン | プレミアム 年払い換算1,185円/月(税込) | ソロ 年額契約1,440円/月(税抜) |
| 個人向け有料の文字起こし時間 | 1,800分/月 | 600分/月 |
| AI要約 | フリー10回/月、プレミアム100回/月 | フリーは利用不可、ソロ12回/ドメイン |
| 今回の実測 | 重大な認識ミスは確認できず | 「123件→23件」を1件確認 |
※料金・仕様は2026年9月に各公式サイトで確認。税込・税抜の表記がサービス間で異なるため、そのまま記載しています。
LINE WORKS AiNote単体の最新料金と、フリー・ソロ・法人向け各プランの違いは、LINE WORKS AiNoteの料金プラン比較で確認できます。
Notta側の無料枠・1回あたりの制限・有料プランの違いは、Notta無料版と有料版の比較に整理しています。契約前に、利用予定の録音時間と最新の公式プラン条件を照らし合わせてください。
同じ音声で文字起こし精度を比較した結果
今回使用したのは、静かな室内で1人が話した2分11秒の日本語音声です。iPhoneのボイスメモで録音し、編集・ノイズ除去・音量調整は行っていません。
音声には、287件、164件、123件、1,856万4,200円、324万8,000円、日付、期限、人名、固有名詞、途中で訂正した情報などを意図的に入れました。
仕事では句読点の違いよりも、売上・件数・期限などが別の数字になる方が問題です。そのためツカエルカでは、単純な文字一致率ではなく仕事への影響を重視して確認しています。
Notta:今回のテストでは重大な誤認識を確認できず
Nottaでは、数字・金額・日付・期限・途中の訂正について、仕事上の意味を変える重大な認識ミスは確認できませんでした。
「287件」が「二百八十七件」のように表記が変わる箇所や、固有名詞の表記差はありましたが、今回の評価では事実そのものが変わるミスとは分けています。
詳しい実測結果はNottaの文字起こし精度を実測した記事で確認できます。
AiNote:「123件→23件」は要注意
LINE WORKS AiNoteも、多くの数字・金額・日付を正しく認識しました。途中で訂正した「9月28日ではなく9月30日」「3,300円ではなく無料」という情報も最終的な内容を認識できています。
一方、元音声の「既存のお客様が123件」が、文字起こしでは「既存のお客様が23件」になりました。
100件の差なので、顧客数や売上報告などでそのまま使えば判断に影響する可能性があります。今回のテストでは、ここを重大な認識ミスとして評価しました。
AiNote単体の結果はLINE WORKS AiNoteの文字起こし精度を実測した記事で詳しく紹介しています。
無料版を比較するとAiNoteの時間枠が大きい
無料で試す場合、両サービスの大きな違いは「1回にどれだけ文字起こしできるか」です。
Nottaフリーは月120分ありますが、1回につき3分までです。短い録音で精度や操作感を確認する用途には使えますが、30分や60分の会議をそのまま無料で文字起こしする用途には向きません。
AiNoteフリーは月300分、1回最大60分です。そのため、実際の会議に近い長さで無料テストしたいという目的ではAiNoteが試しやすい設計です。
ただしAiNoteフリーではAI要約を利用できず、データの学習利用があります。扱う音声の内容も含めて確認が必要です。
有料版はNottaとAiNoteで性格が違う
Nottaの個人向けプレミアムは、年払いの場合1,185円/月(税込)で、月1,800分まで文字起こしできます。1回につき5時間まで対応し、AI要約は100回/月です。
LINE WORKS AiNoteのソロは、年額契約で1,440円/月(税抜)、月額契約では1,600円/月(税抜)。文字起こしは月600分、1回最大180分、AI要約は12回/ドメインです。
単純な月額だけではなく、毎月どれくらい音声を処理するかまで計算して選ぶ必要があります。
Nottaを候補にする場合は、まず無料版で普段の音声を試し、数字・固有名詞・要約の使い勝手を確認してから有料プランを判断すると、無駄な課金を避けやすくなります。
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Nottaが候補になりやすい人
- 月に何時間も文字起こしする
- 3分を超える音声を有料で本格運用する
- AI要約を頻繁に使う
- 今回の実測結果を重視して、まず安定性を確認したい
Nottaの無料版と有料版の詳しい違いはNotta無料版と有料版の比較で整理しています。
LINE WORKS AiNoteが候補になりやすい人
- まず無料で長めの音声を文字起こししたい
- 月300分の無料枠を活用したい
- 1回60分まで無料で試したい
- LINE WORKSを含む業務環境での利用を検討している
ただし、重要な数字・金額・期限などは、AIの出力をそのまま確定情報として扱わず原音と照合する方が安全です。これはAiNoteだけでなく、文字起こしAI全般で必要な運用です。
どちらか迷ったら、同じ音声を両方に入れて決める
文字起こしAIは、話者、録音環境、専門用語、話す速度などによって結果が変わります。
そのため、スペック表だけで決めるより、自分が実際に仕事で使う音声を両方に入れて比較するのが確実です。
無料で長い音声を試すならAiNoteの無料枠は魅力があります。一方、今回のTEST #001ではNottaの方が安定した結果でした。
さらにRimo Voiceも含めて比べたい場合は、Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNoteを同じ音声で比較した記事も参考にしてください。
まとめ
法人導入で領収書やインボイス対応、請求書払いの条件も確認したい方は、Nottaの領収書・インボイス・請求書払いの確認ポイントも参考にしてください。
NottaとLINE WORKS AiNoteは、どちらも無料から試せますが、強みは同じではありません。
無料で長めの音声を試すならAiNote、本格的に大量の文字起こしやAI要約を使うならNottaも有力な比較候補です。
精度については、今回の2分11秒の実測ではNottaが安定し、AiNoteでは「123件→23件」という重大な誤認識を1件確認しました。ただし1回のテストだけでサービス全体の優劣を断定することはできません。
ツカエルカでは今後も、複数人・雑音あり・専門用語など条件を変え、仕事で本当に使えるかを検証していきます。
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