【実測比較】Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNoteを同じ音声で文字起こし。最も正確だったのは?

文字起こしAI

Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNote。

日本語の文字起こしAIとして候補に挙がる3サービスですが、公式サイトの機能説明だけでは「実際の仕事でどれが一番安心して使えるのか」は判断しにくいものです。

そこでツカエルカでは、3サービスにまったく同じ日本語音声を読み込ませ、修正前の文字起こし結果を比較しました。

※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

今回の比較で安定していたNottaは無料から試せます。まず自分が実際に使う音声で精度を確認してから有料版を検討するのがおすすめです。

Nottaを無料で試してみる

結論:今回のテストではNottaが最も安定

今回の条件では、Nottaが最も安定した結果でした。

Rimo Voiceも非常に近い精度で、仕事上重要な数字・金額・日付などに大きな認識ミスは確認できませんでした。

一方、LINE WORKS AiNoteでは、

「123件」→「23件」

という認識ミスがありました。

たった1か所の違いですが、仕事では100件の差になります。

ツカエルカでは、このような「仕事の結果を変えてしまう間違い」を重く評価します。

今回のテスト条件

できる限り条件をそろえるため、3サービスすべてに同じ音声ファイルを使用しました。

  • 音声時間:2分11秒
  • 話者:1名
  • 録音:iPhoneのボイスメモ
  • 環境:静かな場所
  • 話し方:通常のミーティングを想定した速度・音量
  • 音声編集:なし
  • ノイズ除去:なし
  • 音量調整:なし
  • 使用ファイル:3サービスすべて同一

比較したのは、人が修正する前の文字起こし結果です。

今回は、静かな環境・1名での音声を使ったTEST #001です。

そのため、この結果だけで「どんな環境でもこの順位になる」とは判断しません。

何をチェックしたのか

今回の音声には、一般的な日本語だけでなく、仕事で間違えると困る情報を意図的に入れています。

主に確認したのは次の項目です。

確認項目例
一般的な日本語通常の会議文章
数字287件、164件、123件
金額1,856万4,200円、324万8,000円
日付・期限9月15日、9月20日、9月30日
人名高橋健太、大西美咲
固有名詞アオバ リンク、ミライノート
AIサービス名ChatGPT、Google Gemini、Microsoft Copilot
途中の訂正9月28日→9月30日、3,300円→無料

単純に「何文字間違えたか」だけではなく、その間違いが仕事にどの程度影響するかを確認します。

3サービスの結果

項目NottaRimo VoiceLINE WORKS AiNote
一般的な日本語良好良好良好
数字・金額良好良好123件→23件の誤認識あり
日付・期限良好良好良好
人名良好良好良好
固有名詞表記差あり表記差あり誤変換あり
AIサービス名良好概ね良好一部誤認識あり
訂正情報正しく反映正しく反映正しく反映
重大な実務影響のある誤認識確認できず確認できず1件確認

※「良好」は今回使用した音声で確認した結果です。サービス全体の精度を保証するものではありません。

Nottaの結果

Nottaでは、今回もっとも重視した数字・金額・日付・期限・訂正情報について、仕事上の意味を変えてしまう認識ミスは確認できませんでした。

Notta単体の検証結果については、「Nottaの文字起こし精度を実測した記事」で、数字・金額・日付・固有名詞・訂正情報まで詳しく確認しています。

たとえば、

「287件」→「二百八十七件」

「1,856万4,200円」→「千八百五十六万四千二百円」

のように、数字が漢数字で出力される箇所はありました。

しかし、数値そのものは変わっていません。

ツカエルカでは、このような違いを重大な認識ミスとは扱いません。

また、

「株式会社アオバ リンク」→「株式会社Aoba Link」

「ミライノート」→「Mirai Note」

という表記の違いもありました。

固有名詞なので最終確認は必要ですが、今回の音声では内容そのものを大きく変える誤認識は確認できませんでした。

さらに、

「9月28日」から「9月30日」への変更、

「3,300円」から「無料」への変更、

という途中の訂正も正しく反映されました。

仕事では、訂正前の情報が残るとトラブルにつながるため、ここは重要なポイントです。

Rimo Voiceの結果

Rimo Voiceもかなり安定していました。

今回のテストでは、数字・金額・日付・期限などで、仕事上重大と判断する認識ミスは確認できませんでした。

一方で、

「株式会社アオバ リンク」→「株式会社AOBALINK」

「ミライノート」→「Mirai Note」

など、固有名詞には表記の違いが見られました。

ただし、今回確認した範囲では意味を大きく変えるものではありません。

訂正情報についても、

「9月28日」→「9月30日」

「3,300円」→「無料」

という最終的な内容を正しく認識していました。

今回の1テストだけで見ると、Nottaとの差はかなり小さい結果です。

LINE WORKS AiNoteの結果

LINE WORKS AiNoteも文章全体としては読みやすく、多くの数字や日付を正しく認識しました。

ただし、今回もっとも大きかったのが、

「既存のお客様が123件」→「既存のお客様が23件」

という認識です。

これは単なる表記の違いではありません。

100件の差が生まれます。

会議録や売上報告、顧客数の集計などでそのまま使用すると、判断そのものが変わる可能性があります。

LINE WORKS AiNote単体の結果については、「LINE WORKS AiNoteの文字起こし精度を実測した記事」で、数字・金額・日付・固有名詞まで詳しく検証しています。

また、

「アオバ リンク」→「青葉りんく」

「ミライノート」→「未来ノート」

といった固有名詞の変換もありました。

さらにAIサービス名では、ChatGPTやMicrosoft Copilotの表記・区切りにも一部不自然な認識が見られました。

一方で、金額や日付、途中の訂正については概ね正しく認識しています。

「何文字間違えたか」より「何を間違えたか」

今回のテストで重要だったのはここです。

たとえば、

「287件」→「二百八十七件」

は文字として比較すれば大きく違います。

しかし、意味は同じです。

一方、

「123件」→「23件」

はたった1文字の違いに見えても、仕事では100件の差になります。

そのためツカエルカでは、単純な文字一致率だけでAIを評価しません。

AIの間違いを、仕事への影響で評価する。

これを基本方針としています。

ツカエルカの誤認識レベル

文字起こしAIの結果は、主に次の4段階で考えます。

レベル内容例
Level 0表記の違い。意味は同じ287件→二百八十七件
Level 1軽微な違い句読点、空白、大文字・小文字など
Level 2確認が必要固有名詞、専門用語など
Level 3仕事への影響が大きい金額、数量、日付、期限、担当者、否定、訂正内容などの誤認識

今回、Level 3に該当すると判断したのは、LINE WORKS AiNoteの「123件→23件」です。

今回のテストなら、どれを選ぶか

日本語の文字起こしに強いAIを探している方は、「日本語に強い文字起こしAI3サービスの実測比較」で、Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNoteを同じ音声で比較した結果を紹介しています。

今回と同じような、静かな場所・1人の日本語音声を文字起こしするのであれば、最初に試したいのはNottaです。

Nottaをまず無料で試したい方は、「Notta無料版と有料版の違い」で、料金・時間制限・できることの違いを詳しく比較しています。

重要な数字や訂正情報を安定して認識し、今回のテストでは仕事上重大な誤認識が確認できなかったためです。

Rimo Voiceも非常に近い結果だったため、料金や利用可能時間、必要な機能まで含めて比較する価値があります。

NottaとRimo Voiceのどちらを選ぶか迷っている方は、「NottaとRimo Voiceの比較記事」で、今回の実測結果に加えて料金・無料枠・文字起こし時間まで比較しています。

LINE WORKS AiNoteについては、多くの部分を正しく認識していましたが、今回「123件→23件」という実務上無視できない誤認識がありました。

ただし、これは2分11秒・1名・静かな環境という1回のテスト結果です。

騒音がある場所、複数人の会議、専門用語が多い会話などでは結果が変わる可能性があります。

今後も条件を変えて検証していきます。

Nottaを試す前に

Nottaには無料プランがあるため、まず自分の音声で認識精度を確認してから有料プランを検討できます。

ツカエルカでも、今回のTEST #001では実際の音声を使って検証しました。

有料プランが必要かどうかについては、無料版と有料版の違いも別記事で検証・比較します。

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用する場合があります。リンク経由でサービスを契約すると当サイトが報酬を受け取ることがありますが、報酬の有無によって検証結果を変更することはありません。

今後の検証

TEST #001は、静かな環境で1名が話した音声でした。

今後は、

  • 周囲に雑音がある音声
  • 2人以上が話す音声
  • 専門用語・英語サービス名を多く含む音声
  • 数字・金額・日付を多く含む音声

などでも同じ条件で比較していきます。

1回の結果だけで「このAIが絶対に一番」と決めるのではなく、テストを積み重ねながら、仕事で本当に使えるかを確認していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました